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2023/04/21 19:19
近江上布には室町時代の技術をほぼ受け継ぐ生平と近江特有と言われる染色技術を使った絣があります。使われる原料は、日本古来の麻、苧麻と大麻です。特に生平に使われる大麻は他の伝統工芸の麻織物には使われておらず、近江の伝統ともいえます。
近江上布は風通しが良く、涼しく軽やかな最高級な夏の衣料です。
近江上布 生平
近江上布の生平の特徴は(1)緯糸に大麻の手績糸を使用すること、(2)地機(腰機とも呼ばれる)を使用すること、です。
近江上布 絣
近江上布の絣の特徴は、(1)絣糸の染色技法は「櫛押捺染」または「型紙捺染」であること、(2)織る際には手作業による「耳合わせ」をして絣の柄を合わすこと、です。
近江上布伝統産業会館ホームページには、より詳しく掲載しております。