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2023/04/17 16:55
「近江の麻」と同様に産地の新しい地域ブランドである
「近江ちぢみ」。
麻布に接触冷感をもたらすちぢみ加工も
現在は機械化が進みましたが、
以前は手と「シボトリダイ」と呼ばれる
独特な線が刻まれた板で布を揉んで縮み(シボ)をつけていました。
手もみは非常に手間がかかり量産は難しいですが、
職人が手の感覚のみでシボをつけるため布の細部にまで気を配ることができ、
調整がききやすい特徴があります。
手もみ仕上げの麻織物は少ないものの、
現在でも続いている技術です。
「近江の麻」「近江ちぢみ」を通じて、
広く多くの人が麻織物を知り、
日常的に使うきっかけとなっていくことが、
伝統工芸品「近江上布」を守っていくことにも繋がっていきます。
<近江ちぢみ 掲載商品をいくつかご紹介します>